プロコラーゲンからコラーゲンヘ
プロコラーゲンという大きな形で合成され、その後、両端の余分な部分が切りとられてから、コラーゲンの分子はでき上がります。細胞の外へ分泌された後、プロコラーゲンの三重らせんをまいていない両端の部分に2種類(前の方に働くものと後ろの方に働くもの)の酵素が作用し、この余分な部分が切りとられます。三本のポリペプチド鎖が集合して三重らせんをまくのに、この余分な部分が役立っているといわれています。これはI型のコラーゲンでの話しで、?型のコラーゲン、?型のコラーゲンも同じですが、その他の型のコラーゲンでは違うようです。ちなみに、?型のコラーゲンは余分なペプチド部分が切りとられることはないそうです。
コラーゲン分子を強くするには橋かけが必要
プロコラーゲンからコラーゲン分子が細胞の外ででき上がると、コラーゲンが集合して線維状になります。中性のコラーゲン溶液を37度にあたためると、天然のものとおなじ縞模様をもつ線維ができます。このことがコラーゲン分子の中に、規則的に4分の1ずれ会合をおこないコラーゲン線維をつくる能力が備わっているものと思われます。しかしコラーゲン分子が集合して線維をつくっただけでは、コラーゲン線維が体の中で役割をはたすには十分ではありません。強力な橋かけを、コラーゲンの分子と分子の間につくる必要があります。