コラーゲン分子の橋かけの差
テロペプチドの中に存在するリジンやヒドロキシリジンが橋かけのもとになっています。リジンやヒドロキシリジンは、リジルオキシダーゼという酵素の働きによって、アルデヒドという反応がおこりやすい状態になります。生じたアルデヒドは、となりのコラーゲン分子のリジンやヒドロキシリジンと反応して橋かけができます。さらに別のアルデヒドが加わり、どんどんと複雑なコラーゲンの橋かけができていきます。はじまりがリジンかヒドロキシリジンかで、コラーゲンの橋かけ構造が最終的に違ってきます。ここでコラーゲンによる橋かけの差ができ、同じ?型コラーゲンでも骨のコラーゲンと皮膚のコラーゲンに違いがでてきます。
コラーゲンを分解するコラゲナーゼ
成人の体でのコラーゲンは、他のタンパク質に比べるとゆっくりですが、合成され分解されて、たえず入れかわっています。成長の盛んな子供の体では、コラーゲンの合成も分解もより活発におこっています。コラーゲンを分解できる酵素があるため、体の中でコラーゲンを分解することができます。コラーゲン分子は独得な三重らせん構造をもっているので、ふつうのタンパク質分解酵素では分解されません。そこで、コラーゲン分子の三重らせん構造に作用して一か所で3本の鎖を切断する、スペシャリストの酵素であるコラゲナーゼが存在しているのです。もとのコラーゲン分子の温度より5度ぐらい低い切断されたコラーゲンは、体温で変性して三重らせん構造は分解されてしまいます。ゼラチンになれば色々なタンパク質分解酵素が作用することができ、ペプチドやアミノ酸にまで分解することができます。